こんにちは、急激に寒くなって、もう布団から全く出たくない。貴婦人です。実はね、今月に入って気づいたんですが、仕事を辞めて専業主婦になってから1年が経っていました!いままであんまりこういう形ではブログは書かなかったけど、ちょうどいい機会なので、仕事を辞めたときのことについて書いてみたいと思います。
私が仕事を辞めた理由
2017年年末、私は仕事を辞めた。約5年ほど勤めた職場だった。入社したころは、人間関係にも恵まれ、新しいことを覚えるのも楽しくて、資格を頑張ってとったり、かっこいい先輩にキャーキャーいったりしてものすごく楽しく過ごしてたんだ。(ほぼキャーキャーいってただけ)そのころから楽しさの裏に隠れた問題はあったのに、みてみぬふりしてたの。(事務職で入ったはずなのに、気づいたら営業をやらされていた。後々これが己の首をしめることになる)そして入社半年頃から、どんどん上司や先輩が辞めていき、職場の和気あいあいとした雰囲気もだんだんピリピリした雰囲気に。それでも仲のいい人もいたし、やりがい(?)を感じていたので、文句をいいながらも頑張っていたのであった。
結婚してから体力的にもきつい毎日
後半の3年間は結婚しながら共働きで働いていた期間。最初の頃は朝家事→仕事→帰ってきてからも家事、で本当に毎日泥のように眠ってた。バタンキューですよ。朝ごはん、お弁当、夜ごはん全部作って、買い出しと洗濯と休みの日は買い物と掃除。加えてうちの夫は家事を手伝わないタイプ(仕事辞めてほしいから手伝わないという謎のポリシー)で、そのことにそんなに文句はないんだけど、イライラすることが増えていった。そりゃそうだよ。手伝えよ!笑
このころに職場でもいろんな問題がさらに勃発。
・他部署のいざこざが原因で女子の仲が悪くなる(これ最悪)
・信じてた先輩の裏切り(仕事してない疑惑)
・上司変更により謎のデクノボウに仕事を邪魔される
・休日も朝から晩まで電話かかってくる
などなど。加えて最後の1年は、仲の良かった先輩が辞めてしまい、もう誰とも口ききたくない!状態であった。でも何が一番つらかったというと、正当な評価をしてもらえないこと。いっくら頑張って営業とってきても、事務と同じ給料。なんならデスクでお菓子食べてる先輩より給料が低い。同じ目標追いかけてるはずの同僚は、契約を壊すようなことばかりする。給料がすべてじゃないけど、とても見合わない責任だけとらされる毎日。
あああーもうヤダ!!!
何も信じられなくなったら信じるべきは何か
最終的にはメンタルがほんとおかしくなってしまい、もう何も信じられない!!状態だった。お客さんも私が営業で稼いでいると思い込んでるので無理難題いってきた挙句、「契約できてよかったね」といってくる。仕事なんだから感謝されたい、というのもおかしな話なのかもしれないけど、「いや、何ももらってませんからああああ」って感じだった。
会社のトイレで泣き、家に帰ってかかってきた電話を見る度泣き、朝会社にいきたくなくて泣き、休んだら休んだで休んだ罪悪感で泣く。
満員電車でぶつかった人と本気で喧嘩しようと思ったし、ちょっとだれかに何かいわれただけで号泣しちゃうような状態だった。
そんな時救ってくれたのは夫だった。
共働きだった3年間の間、正直あまり夫のことが好きじゃないときもあった。かっこいい先輩もいたし(笑)、家事もあんまり手伝ってくれないし、なんで結婚しちゃったんだろう??と思ったときもあった。向こうはずっと好き好きいってくれていたけど、私は「だいすき」って何か月も言わない日もあった。でも彼が本領を発揮したのは、私が本当につらい時だった。
唐突にはじまったオリコン歴代シングルランキング
その日私は休みの日にかかってきた電話で、取引先と喧嘩して(気が短い)ソファで号泣していた。夫はそんな私を見て、特に何か事情を聞くでもなく、解決策を示すでもなく、隣に座って頭をなではじめた。「何かいってよ」と思ってはいたものの、正論とか何か言われたら私は逆切れして泣くだろうな、とも思っていた。
その時。
夫「はい、はじまりました!いままでに売れた曲ランキングー!!」
・・・・?!?!?!?!?!?!?ぽかーん!!!
私が黙っている中、夫はさらに続ける。
夫「ちゃらららんらんらんら~♪♪♪ はい、なんでしょう???」
私「・・・・」
夫「正解は~〇〇でした!!!」
このとき私は二つの衝撃を受けている。
1つは人が泣いてるときにランキングがはじまったこと。
もう1つは夫が決して歌を歌わない人間なのに歌ってること。
それでもぽかーんとしているとどんどんランキングは続く。ひとりで歌って、ひとりで回答してる夫。私の涙はだんだんひっこんでいった。
そして第1位のとき、答えたくなった。
夫「ちゃららら、ちゃららら、ちゃらちゃららんらんらんらん♪」
私「・・・・ぐすっ、およげたいやきくん!!!!」
夫「・・・せいかーい!!!!!」
そのまま抱きしめてくれて、そして一緒におよげたいやきくんを歌った。気づいたら笑ってた。この人はすごいと思った。この人には適わない、と思った。
そして私は仕事を辞めた。
そこから辞めるまでにも結構いろいろあったんだけど、そこは省略。めちゃくちゃ会社をやめたいのに、やめる決断ができない私。このころ、何かを決めるということすらできなかった。自分の誕生日に見たい映画が決められなくて泣いてたくらい。そんな私の代わりに夫がはっきり決めてくれた。
「そんな仕事辞めな。」
「俺が今すぐ電話して辞めますっていってあげようか?」
「辞める以外の選択肢ないから」
ここまでいってもらって、ようやく辞表をかけた。辞表を書いたとき夫はたくさん褒めてくれた。それでも上司に辞表出すまでに時間がかかった。でも最終的に、仕事を辞めた。
辞めたらすぐ直ると思ってた
精神的な問題は、仕事を辞めたらすぐ直ると思った。ところがどっこい、張り詰めてたものがぷちんと切れてしまったせいか、しばらくは仕事をしてた頃より悪化したりした。悪夢を毎日みたり、寝れなかったり、誰にもあいたくなかった。本当にメンタルが回復したと思ったのは、実は辞めて1年たった、今年の12月にはいってから。誰かの「働かないの?」「子どもつくらないの?」という言葉を受け流せるようになったし、やりたいことがわからなくて泣くことも少なくなった。やりたいことがたくさんあるのに体力が持たない!と思えることがこんなに幸せなことだなんてな~。
Twitterよありがとう
夫以外に感謝すべきことがあるとしたらそれは私の場合はTwitterが大きかった。SNSしすぎて、SNS中毒になりかけてるけどww専業主婦になって2018年の1月に始めた新しいアカウント(@kifujinnotawa)が、とっても心地よくて、思ったことをつぶやけて、すごく支えになった。だめなときも楽しい時も共有できたし、なんだか救われた。
みんなありがとう!!
終わりに
本当は専業主婦になって1年たった、というタイトルで記事を書こうとしてたんだけど、仕事辞めたところから書き始めたら、仕事を辞める時の話だけでこんなに長くなってしまった・・・。なのでまた専業主婦の1年間は別の機会に。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
仕事を辞めたことが本当によかったんだろうかと思う日もあるけど、やっぱり私は仕事を辞めてよかった。これから仕事を探すかもしれないけど、回復までに時間がかかったけど、本当に大切なものに気付けたなあと思います。
こんな流れで私は夫を大好きになった。かっこいい人よりも、お金持ちな人よりも、何よりも大切なものを持ってる人だと思った。辛い時にそばにいてくれた人を幸せにできるように、これからも頑張って主婦業にまい進するよ!!