こんばんは!貴婦人です。
映画版「恋は雨上がりのように」を観てきました。すごく爽やかで、派手さはないものの、気持ちがほっこりする、とてもいい映画でした。
恋は雨上がりのように 感想レビュー
原作は漫画です。
漫画をよく知らない状態で観に行きましたが、何の支障もなかったです。ただ、映画を見た後漫画を一巻だけ読んだら、
キャストが漫画のキャラにそっくりすぎてすごく驚きました。ここまで全キャラそっくりって、いままであっただろうか・・・。
- 作者: 眉月じゅん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/04/03
- メディア: Kindle版
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主題歌がぴったり!!!
漫画を読んでいないのに、観に行ったきっかけ。「神聖かまってちゃん」というアーティストの曲のカバーソングが主題歌。カバーしたのはカラオケバトル上位常連の鈴木瑛美子ちゃん。歌っている本人がまさにJK!なのもあってか、爽やかな感じがすごく映画にあっていました。明るくてPOPな感じなのに、どこか悲しげなところもあり、ただ楽しいだけじゃない高校生活を乗り越えていく主人公にぴったり。
この曲自体は結構前の曲で、この曲を聴きながら作者の方がこの漫画を描いた・・なんて逸話もあるみたいです。
この爽やかさと映像とのマッチング感にやられて、観に行きました。
あらすじ
さて、私みたいに漫画をよく知らない人は
「45歳のおじさんとJKの恋!?ありえない!!!もうこういうの飽きた!」
と思っている方もいるんじゃないでしょうか・・・(思ってました。すいません。)
あらすじはこちら。
陸上競技に打ち込んできたが、アキレス腱のけがで夢をあきらめざるを得なくなった高校2年生の橘あきら(小松菜奈)。放心状態でファミレスに入った彼女は、店長の近藤正己(大泉洋)から優しい言葉を掛けてもらったことがきっかけで、この店でアルバイトを始めることにする。バツイチ子持ちである上に28歳も年上だと知りながらも、彼女は近藤に心惹(ひ)かれていく。日増しに大きくなる思いを抑え切れなくなったあきらは、ついに近藤に自分の気持ちを伝えるが……。
あらすじ見ても、おじさんとJKの恋!感がありますな・・でもね違うんです~この映画はそんな映画じゃないんです~!!
いや、正確には恋はありますが、これが恋だ!!!!って感じです(え?)
全国のJKにへんなことして捕まった方々に申し上げたい。恋とは本来こうあるべきだと・・・。
詳しくは感想部分でのべます。
キャスト
橘あきら・・・小松菜奈
近藤正己・・・大泉洋
そのほかのキャストの方はここでは割愛しますが、ほんとにそっくり!ぴったり!漫画と見比べるとびっくり。特にファミレスで働いている仲間たちが全員原作にくりそつ。です。
小松菜奈ちゃんの足が長くて長くて・・・・
顔が小さくて、、、でも細すぎ!!ではなく、
運動神経がどこからどうみてもよさそうな完璧スタイルで見とれました。そんな女子高生に好かれるラッキーなおじさんが大泉洋さん。
小説家の夢をあきらめ、ファミレスでぺこぺこ頭を下げながら働く店長役にぴったりでした。くしゃみの感じとかおじさんくしゃみすぎて・・笑
おじさんを好きになるなんて気持ち悪い!という感覚よりは、冴えないけれど一生懸命働いている大人に、素敵なところを見出してくれた女子高生に感謝したい、そんな気持ちになりました。。
あとね、店長の息子が地味に天パで、ミニ大泉洋みたいでかわいいです!
これは恋愛映画ではない
ここから感想です。
ネタバレありますのでご注意ください( ..)φ
控えめにいって、これは恋愛映画ではない、と思います。ラブストーリーというほど、完成された恋ではない。主人公のあきらは脚を怪我してしまったことでとても傷ついていて、居場所を失ったように感じていたとき、優しくしてくれた店長に恋してしまっただけ。
店長はたしかに美しく若くまっすぐなあきらに惹かれてはいるものの、どちらかというと好かれてしまったことへの困惑のほうが強い。
でも、だからこそ現実でもありそうな恋だなーと思うんです。
映画の中でこんなセリフがありました。(うろおぼえの部分あり
店長:どうして俺なんかが好きなの?
あきら:好きになるのに、理由なんていりますか?
店長:同じ年代で恋をするなら、確かに理由はいらないかもしれないけど、17歳の君が45歳の僕を好きになるには、理由が必要だと思うよ。
店長の大人さよ。
最近色々なニュースがあって忘れていましたが、大人って本来こういう風であるべきだよなあと思わされる対応が随所に。
あきらは綺麗だし、大人っぽいけれど、恋してるときの周りの見えてなさとか、相手のダメな部分は完全無視で好き!好き!ってなってしまうところがまだまだ子供なんだなあと思いました。でもね、小松菜奈ちゃんが見せる若いころならではの、理由はわかんないけど、好きで好きでしょうがない!!っていう空気感!
目のキラキラした感じが観てる人の共感を得たり昔を思い出させたりするのでしょう。
話は恋愛と、あきらと陸上で構成されています。タイトルからして恋愛漫画、、のカテゴリーなのだろうけど、でもこれはやっぱり、あきらの再生の物語だと思うんですよ。
走る姿が美しい。走れなくなったときの絶望が胸を打つ。仲間やライバルの想いがだんだんとあきらに伝わる瞬間に胸が熱くなる。
ここには明記しませんがとても素敵な結末でした。映画と漫画で少々違うようですが、ほぼ方向性は同じ、ということで。結末に賛否両論ある、という意見をネットで見ましたが、
私はこの結末で大正解だと思います。
優しい恋の思い出は人を強くする
この映画から何を学んだか、といえば、誰かを好きになる、ということは本来とても尊いことだということです。付き合ったり結婚したりすると段々「恋している」時間が減ってきて
忘れがちになってしまうけれど、どんな結末でも、誰かを純粋に好きになったこととただ誰かに純粋に好きだといってもらえたことは、思い出す度に胸がほんわり暖かくなって、辛いことがあった時、頑張れない、と思ったときにじんわり心の底のほうから支えてくれるような思い出になる。それは雨上がりに見える虹のようにキラキラ輝いて、いつまでも忘れない。
家族の愛も、叶った恋も、叶わなかった恋も、みんなみんな大切だなって!!だから誰かに好きになってもらったとき、叶う恋じゃなくても精一杯の誠意で応えてあげてほしい。
世界よ、優しくあれ!!
要するに
観て損はなし!!!!
最後まで見てくれた方、ありがとうございました。
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